たんぶ

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Thu May 20

立体の塗装法を絵画的視点で語るのは様々な誤謬を巻き込みまくったまま転がり落ちる可能性大の為非常に危険

  • caravanserai: カラーモジュレーション(面倒なので以下CM)で面白いと思うのは、その基本構成が非常に光に依拠している事、面を単位とすること、そしてそれ故に「最初から理論的には破綻している」という事。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14298611469]
  • caravanserai: まず対置する日本の(現在のベーシックな)塗装技法はどんなものだろう?CM法が知られる分野としてAFV系に絞って話をすると、そこにはまずラッカーの加算が前提としてあり、その上に展開された手法は所謂越智塗りとでも言えばいいのか、エッジの強調がある。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14298782862]
  • caravanserai: ここにはバーリンデンのドライブラシ技法の延長を見て取る事が出来る。つまり「エッジ」に特に表情を与えることで、立体としてのカタチを強調する目的がある。現在の技法としては、同時にグラデーションが生まれる事で面の単調化を防ぐという狙いもある。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14298953807]
  • caravanserai: ただそれは独立して存在する「箱」としての性質を強調するものだったと言えないだろうか?立体として描出する事を目的にしてはいるが、一つの塊として見た時に全体を支配する光の存在がそれほど重視されていなかった、光による立体観は、模型という「立体物」にただ委ねられていた。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14299068027]
  • caravanserai: 勿論車体下部に暗色を多く持ってくるような考え方はあるのだけれど、最終的にはそこにフィルタリングやチッピングによる「らしい」表情が(緻密に)与えられる事で存在感の増幅としていた面は否めない。個人的にこれは古典絵画の細密技法に等しいものだと思う。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14299233352]
  • caravanserai: CM法で愉快なのは、光を面で受け止めることで、またその光の強さによりベースカラーに極端な差異を与える、という点。実はこれは西洋絵画で云うと古典絵画から印象派への変遷と同じ意味があるのではと考えている。スケールエフェクトがあるなら、光量による色変化もまた当然あるのではないだろうか? [http://twitter.com/caravanserai/status/14299393582]
  • caravanserai: CM法のこのような性質は、「RALに含まれぬドゥンケルゲルプIIの正確な色味はどうであるか」と喧々諤々やっている御仁には到底受け入れ難い「変質的塗装」であろう。しかしそこには立体を視覚的に立体たらしめるのはエッジではなく面単位の光量差であり、それを描き出すという絵画的意識がある。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14299626343]
  • kalapattar: @caravanserai 絵画技法でミニチュアの塗装を語るのはたくさんの誤謬を産みがちなので危険です。あくまで模型は彫刻。しかし絵画と彫刻は美術史的に完全なるジャンル分けがなされているため統合的に捉えた論考は極めて少ない。彩色彫刻は歴史上彫刻の多くを占めてきたのにも関わらず。 [http://twitter.com/kalapattar/status/14299598943]
  • kalapattar: @caravanserai で、学部の卒業論文はその序論を書きました。担当教授によれば、彩色彫刻とミニチュアについては権威が不在なのでこのまま大学院行けば第一人者になれるけどどうする?と訊かれました。もっと実践的な商売にズッポリはまることになったわけですがw [http://twitter.com/kalapattar/status/14299701990]
  • kalapattar: @caravanserai 中国ではウェザリングやミニチュアは古い歴史を持っています。仏像修復の実習なぞまさにワンフェスディーラーなら鼻血を出すような作業だし、これはもう一学問として書いてみたいテーマの一つ。 [http://twitter.com/kalapattar/status/14299841990]
  • caravanserai: @kalapattar 彩色彫刻の話は非常に興味深いですね。美術史で概要は学んだものの、あくまで概要でしたので…。模型の塗装を絵画的観念で語る事が非常に危険というのは了解しているつもりではいますが、ここでは@cutnipperさんとの個人的なイメージのお話という事でお許し下さい。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14299944293]
  • kalapattar: @caravanserai 了解です。興味深く観察します。 [http://twitter.com/kalapattar/status/14300051437]
  • caravanserai: @kalapattarさんの指摘にあるように、立体の塗装法を絵画的視点で語るのは様々な誤謬を巻き込みまくったまま転がり落ちる可能性大の為非常に危険。今回は平面美術がバックボーンにある自分のイメージのみで語っているので、CM法も部分部分は「破綻」して見えてしまう。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14300120787]
  • caravanserai: 古典絵画にも夕景や夜景のような色の質自体が変化する色彩表現は多々あるのだが、印象派でもっとも重要な色彩の変質は更にドラスティックなものだ。ワイルダー氏のCM作品には当初「あれ、ドゥンケルブラウンってこんな色だっけ??」という違和感を感じたが、同時に嫁が風呂に入れと怒っているなう。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14300488214]
  • caravanserai: 要約するとCM法の「面には面ごとの光量がある」「光による色彩変化は視覚的にドラスティックな変貌をもたらす」というのは絵画的視野からは理解しやすい点。その結果「エッジはコントラストにより強調される」というのも同様。これは又違和感を感じていた「暗色下地塗装による角強調」と対置される。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14302228171]
  • caravanserai: ただしこの解釈は、あくまで「向こう側」が存在しない平面の技法の上にある。その視点のまま立体物に対しCM法の基礎理論として用いようとすると、容易にコントラストの順列が破綻するだろう。この点は論理式など挟まない、実作業で解決されるべき問題だと思う。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14302450167]
  • caravanserai: 実は先日のコマツG40も当初CM法に挑戦しようという狙いがあったのだが、自分で思ったよりも更に強調しないと結果的にフィルタリングや砂地表現のサンディブラウン薄吹きに埋もれる事がよく判った。しかも俺撮影+安カメラでは、上手く行った!と思ったフィルタリングすら情報が殆ど飛んでいる。 [http://twitter.com/caravanserai/status/14302784551]
  • kalapattar: ガンダムを不必要に持ち上げる必要は感じないけれども、仏像の解説書のフォーマットはありとあらゆる局面でそのままガンダムに置き換えることが出来るという意味ではその成り立ちとファンの獲得、技法の発達や分類について極めてたくさんの共通点がある。誰かやればいいのに。多分売れるよその本。 [http://twitter.com/kalapattar/status/14299989946]
  • kalapattar: そもそもサモトラケのニケーですら彩色彫刻であったことが発覚しているのに彫刻と彩色を分けて考えてきた(考えてすらこなかった)美術史界はなかなか旧弊でございます。それからミニチュアを一つのジャンルとしていない点も謎。いまでこそ江戸末期から明治初期にかけての工芸が脚光浴び始めたが……。 [http://twitter.com/kalapattar/status/14300363259]
  • kalapattar: ガンダムはガンダムと名のつくモビルスーツだけでもゆうに100種類を超えていて、関わっているデザイナー(仏師)の数や時代ごとに変遷する同一モビルスーツの解釈の違いが存在するという意味不明なキャラで、これはかなり特殊なのです。同一モチーフなのに時代ごとに解釈が変化するのがポイント。 [http://twitter.com/kalapattar/status/14300600555]
  • kalapattar: 三の丸に収蔵されている象牙で作ったカキの置物とかワンフェスで売ったら間違いなく次のワンフェスで黒い箱に入って赤い封されてTシャツの横で売られる。これ間違いない。意味は分かるな? [http://twitter.com/kalapattar/status/14300708996]
  • kalapattar: こういうこと熱弁しても所詮サブカル的視点に基づくしょうもないオタクの戯言にしか見えないのだろうけども、確実に根っこを掘っていくと美術史界が見ていなかったゾーン、誰も切り込まなかった分野に光が当たる。 [http://twitter.com/kalapattar/status/14300899048]
  • kalapattar: 人為的なウェザリングやエイジングは仏像修復界では常識的だし、中国では紀元前から年代ものレプリカを作るための技法として確立していたのは見逃せない事実。おかげで製造年代がわからん美術品もゴロゴロしている。これあんまり知られていないけどホントの話。 [http://twitter.com/kalapattar/status/14301004494]
  • kalapattar: 銅鐸の復元を専門にしている教授の授業で「おまえなんでそんなにスルスル理解できるの?」って教授がビビってたけど模型クラスタなら余裕でしたとかいい思い出。 [http://twitter.com/kalapattar/status/14301115139]
  • kalapattar: ということで模型作りたくなった。作る。 [http://twitter.com/kalapattar/status/14301432325]